ほとんどの赤ちゃんが指しゃぶりをしますが、指しゃぶりをする子としない子がいます。
その違いは
- 愛情不足なんだろうか
- それとも、別に問題があるのだろうか
などと、心配になりますよね?
今回は指しゃぶりをする原因や、指しゃぶりをすることによっておこる影響、やめさせる方法をご紹介したいと思います。
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この記事の目次
愛情不足だと赤ちゃんは指しゃぶりをするの?
指しゃぶりは赤ちゃんの意思表示で行われるものです。
- 退屈な時
- 眠くなった時
- さみしい時
などに指しゃぶりをします。
小さな赤ちゃんの頃の指しゃぶりは愛情不足ではなく、なんとなく落ち着く、安心できるために行っていると考えられています。
〇指しゃぶりの影響は?
乳児期の赤ちゃんの場合は、指しゃぶりをしていても気にする必要がありません。
1歳~2歳になると、昼間に元気に遊ぶようになるので、指しゃぶりは減少する傾向にあります。
3歳までは、そこまで気にしすぎる必要はないでしょう。
ただ、4歳~5歳になっても、まだ指しゃぶりをし続けているようでしたら、悪い影響についても気にした方がよいです。
〇専門家の意見
小児科医
しゃぶっている親指に吸いだこが出来たり、爪が変形したり、歯並びに影響を起こす原因になるために指導した方がよい。
なお、吸いだこや爪の変形は、指しゃぶりをやめてしばらくすれば元に戻ります。
臨床心理士
4歳~5歳になってもやめられない場合は、親の愛情不足が原因として考えられるので、対応する必要がある。
赤ちゃんのころの指しゃぶりは、愛情不足が原因ではありません。
しかし、4歳~5歳になっても指しゃぶりを続ける場合は、愛情不足の可能性が出てくるんですね。
〇歯並びにも影響する
指しゃぶりによって、歯並びが悪くなると言われていますが、すぐになるわけではありません。
顎の骨格形成に影響してしまうので4歳を過ぎてもやめられないときは注意が必要です。
永久歯に生え変わる時に歯並びが悪くなってしまうことがありますので、できるだけ4歳までにやめさせてあげたいですね。
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指しゃぶりをやめさせるには
指しゃぶりをやめさせる上での注意点は、子ども自身がやめたいと思える環境作りをすることが大切です。
頭ごなしに怒ってしまったり、無理やりやめさせようとしたりすると、子どもにとってストレスとなり逆効果になってしまいます。
それでは、どのような事が効果的なのでしょうか?
1)指しゃぶりは悪い事だと理解させること
指しゃぶりの吸いだこや、爪の変形などの症状を観察させたり、歯並びの悪い写真などを見せるのが1つの方法です。
赤ちゃんにも分かるように、「指しゃぶりをしていたら、もっとひどくなるよ」と、指しゃぶり=悪い事と認識させてください。
2)指しゃぶりをしていない時に褒めてあげること
子どもは褒められることが大好きですから、指しゃぶりをしていないことをしっかりとほめてあげましょう。
指しゃぶりをしないと褒めてもらえると、赤ちゃんにとってがんばるきっかけになりますね。
愛情不足と感じている子供の場合も、ほめられることで愛情を感じることができます。
コミュニケーションを積極的に取ることは、子供にとっては万能薬ですからね。
3)いつまでにやめようと期限を決める
赤ちゃんのころは伝えるのが難しいですが、5歳頃になると理解力も発達してきます。
いつまでにやめてほしいと、時期を具体的に伝えると、やめてくれることが多いです。
「なんとなくやめなければいけない」と子どもも理解しているので、期限を決めることでやめるきっかけになるケースもあります。
ゲーム感覚で親子で取り組むと、コミュニケーションのきっかけにもなります。
子供が愛情不足と思っていた場合も、温かく楽しいコミュニケーションをとることでほぐれていくでしょう。
4)その他の方法
ちょっと強制的な方法になりますが、指に絆創膏を貼る方法や、指に苦いマニキュアを塗るなどの方法が効果的だったという方もいます。
ただ、もし愛情不足が原因だった場合は、効果がないと思われます。
あくまでも1つのやり方として、ご紹介しておきます。
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まとめ
指しゃぶりは赤ちゃんの眠くなった時や、退屈な時などの意思を表すサインです。
指しゃぶりをすることでなんとなく落ち着いたり、安心したりしているので、決して愛情不足によるものではありません。
そうやって赤ちゃんの事を考えて心配しているお母さんが、愛情不足なはずがありませんしね。
ただ、4歳~5歳になっても指しゃぶりをやめられない場合は、しっかりと対応するようにしましょう。
小児科医や臨床心理士などの専門家に相談するのも1つの方法ですね。
あまり焦りすぎず、子供の成長に合わせてご紹介させて頂いた方法を試してみてくださいね。