最近ジェルネイルをしてる人って多くなってきましたよね?
爪をきれいにしていると気分も上がりますが、爪の健康に悪いと思われているケースもあります。
「爪にジェルネイルをしていると爪が呼吸できなくなる」
「圧迫されて爪に悪いのではないか」
などと言う方がいますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、ジェルネイルの注意点や、爪の健康を守るためのポイントについてお話ししていきます。
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この記事の目次
ジェルネイルをしていても、爪は呼吸できるの?
爪というのは、そもそも死んだ細胞でできているため、呼吸はしていません。
実は、爪は髪の毛と同じでケラチンというたんぱく質からできていて、皮膚が変形したもの。
カルシウムからできていると思っている方も多いですが、それは間違いです。
〇爪はこうやって作られる
爪はまず、爪の根元にある爪母で作られます。
そして、何日もかけて表面に出てくるのですが、その時はすでに死んだ状態で出てきます。
死んだ細胞ですから、ジェルネイルをしていると呼吸ができなくなる、という事自体が間違いなのです。
ですが、爪は蒸散運動をしていることを、覚えておかねばなりません。
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爪の蒸散運動とは?
爪は3層の角質層からできていて、その層と層の間に水分を含んでおり、その水分を蒸発させる働きを行っています。
その運動を蒸散運動と言います。
爪は呼吸をしていませんが、水分を吐いている、ということなのですね。
〇グリーンネイルとの関係
以前のジェルネイルは、爪の蒸散運動が起こると、地爪とジェルネイルとの間に水分がたまってしまいました。
それをそのまま長期間放置すると、爪にカビが生える病気になる危険がありました。
これが、グリーンネイルと呼ばれる病気ですね。
しかし最近では、ジェルの層を通過して外で蒸散する、爪の蒸散運動を妨げないジェルネイルの素材もたくさん出てきています。
使用方法を守れば、ジェルネイルをしても爪の病気になることはありません。
ネイルをする時の注意点
ジェルネイルをオフする時に、自分で無理に剥がすのは、絶対にしないで下さい。
先程もお伝えしたように、爪は3層からなっており、無理やり剥がしてしまうと爪の層が剥がれてむき出しになります。
そうすると、水分が蓄えにくく、また爪が薄くなってしまいます。
ネイルサロンに行くか、また自宅でする時も、しっかりと手順に従って、丁寧にオフするようにして下さい。
〇乾燥を防ぐ
何もしていない状態の爪は乾燥しやすいので、ハンドクリームや、ネイルオイルで保湿してあげるなどして、ケアをしっかりして下さい。
ちなみに、爪にマニキュアをしていると、爪に悪いと考えられる方が多いのですが、そんなことはありません。
一番爪に悪いのはリムーバーです。
リムーバーは揮発性の溶液なので、爪の水分を奪ってしまい、乾燥してしまいます。
頻繁に塗りなおすのではなく、1週間に1度くらいを目安に塗りなおすぐらいがおすすめです。
マニキュアをしている時も、ネイルオイルやハンドクリームを使って、爪が乾燥しないように気を付けて下さい。
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まとめ
ジェルネイルをしていると、爪が呼吸できなくなるというのは間違いですが、水分を蒸散する働きをしています。
そのため、以前はグリーンネイルになる原因にもなっていました。
しかし、最近では、爪の蒸散運動を妨げないジェルも出ており、爪が薄い方には、折れにくくなるのでおすすめです。
むしろ何もケアしないで、そのままにしてしまうほうが、よくありません。
水分が蒸発して乾燥してしまうこと。
これが、爪が折れやすくなる原因なので、しっかりとケアをしてあげましょう。
今日から、爪も肌と同じ様にしっかり保湿するようにして、健康できれいな爪を目指して下さい。