手の親指がズキッと痛むと「一体何が原因なの?」と考えますよね。

  • いつの間にかぶつけてしまっていた
  • もしくは、腱鞘炎になっていた

など、原因はいろいろ考えられます。

しかし、指の痛みは、外からでは判断しにくいことが多く、検査をしなければいけないこともあります。

その前に、今回は手の親指の付け根に痛みを感じる時に、考えられる病気をご紹介します。

すぐに、病院へ行くべきかの判断などの参考にしてくださいね。

SponsordLink

手の親指の付け根が痛いのは腱が原因?

痛みの原因が腱鞘炎の場合、2つの腱鞘炎ドケルバン病とばね指があります。

◯ドケルバン病(親指の狭窄性腱鞘炎)

親指だけにおこる腱鞘炎です。

親指側の手首には親指の腱を通すトンネルの腱鞘というものがあり、トンネルの中を親指の腱2本が通っています。

その2本の腱が炎症したり、腱鞘が膨らんだりする症状です。

症状

手首を下に動かすと強い痛みを感じる

産後、スポーツなどで手を使う人に多く、赤ちゃんのお世話をする人が発症しやすい。

◯ばね指

指にある靭帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)に起きる腱鞘炎です。

症状

指を曲げようとするとばねのようになってしまい、スムーズに動かせず、戻そうとするときに強い痛みを感じます。

◯母指CM関節症

腱鞘炎ととても症状が似ていますが、こちらは関節が痛みの原因になります。

手の親指の付け根の関節に起こる、変形性関節症のことです。

症状

蓋をあけたり、はさみを使ったりする時に痛みを感じます。

◯腱鞘炎と母指CM関節症の見分け方と違い

2つを見分ける方法の一つは親指を中にして手を握ります。

手首を小指側にひねると、痛みがあるなら腱鞘炎、ドケルバン病の可能性が高いです。

2つの症状の違いは異常のある場所が、

  • 関節か
  • 腱か

ということです。

母指CM関節症は2~3年で治り、腱鞘炎なら手を休めない限り治るのが難しく、再発しやすいという違いもあります。

外からでは違いが判りませんが、レントゲン検査で違いがはっきりとわかります。

他の病気の可能性もありますので早めに整形外科を受診しましょう。

SponsordLink

ぶつけた時の痛みは骨折?それとも突き指?

何かにぶつかったり、親指の付け根あたりをはさんだなどという時の痛みなら、骨折か突き指かどちらか迷うかもしれません。

突き指と骨折を全く違うものと考えている人もいるかもしれませんが、実は骨折は突き指の一つなので、症状が似ているのは当然と言えるでしょう。

そこで、突き指と骨折の違いについてまとめてみました。

◯突き指と骨折の違い

突き指とは、外からの強い力によって、靭帯を傷つけている状態のこと

骨折とは、外からの強い力によって、骨が折れたり、ひびが入った状態のこと

痛みの違い

突き指の場合、腫れ、痛みが出ても患部を冷やすと、1週間程度で痛みが取れることがほとんどです。

骨折していると、腫れ、痛みがでて患部を冷やしても、強い痛みが残ったままです。

指の変形

衝撃があった後に、指が正常な形とは違う方向を向いていたり、違う方向へ動かすことができるときは骨折の可能性が高いです。

指が動くか

突き指でも動かすたびに痛みが強くなるので、動かすのはつらいですが、骨折した場合は、自力では指は曲げられません。

突き指で病院なんて恥ずかしいと思うかも知れませんが、骨折をそのままにしておくと、骨が変形して固まってしまうこともあります。

1週間しても痛みが取れない場合は迷わず、病院へ行きましょう。

◯痛みが少ない舟状骨骨折とは

骨折はとても強い痛みがあるとお伝えしましたが、中には例外もあります。

それは舟状骨骨折という骨折です。

手首の関節面にある親指側の楕円形の小さな骨の骨折で、転んだ時に手をついたりすることで骨折を起こすことがあります。

骨折の一種ではあるのですが、

  • 痛みもそれほど出ない
  • 腫れがほとんど出ない

という場合もあるので、捻挫と間違われるケースもあります。

発見も遅くなることが多く、レントゲンを何枚か撮らなければわからないことも多いので、治りにくい骨折です。

治療が遅れると回復に時間がかかるだけでなく、最悪の場合は壊死する可能性もありますので、転んで手首を痛めたと感じたときは、早めの受診をおすすめします。

SponsordLink

親指の付け根の痛みとともにしびれがあるとき

親指の付け根の痛みと共に、しびれがあるときは手根管症候群かもしれません。

◯手根管症候群とは

手首の手のひら側には、骨と靭帯(じんたい)に囲まれた手根管の中に神経が集まっています。

その神経が圧迫されてしまうと、しびれや痛み、動かしにくいなどの症状が出ることがあります。

症状

しびれ、痛みがあり、朝に痛みが強くなることが多くあります。

症状が悪化すると手首の筋肉が細くなっていき、細かい作業がしづらくなります。

腱鞘炎と症状が似ているので、

  • 手関節屈曲テスト
  • 電気を使った知覚テスター

などで検査をして識別します。

糖尿病による神経障害や、首の病気による神経の圧迫などの他の病気の場合もあり、色々な検査をするケースもあります。

原因

手の使いすぎ、妊娠のむくみ、腫瘤、骨折、血液の透析など様々な原因があり、特定するのが難しいです。

男性より女性に多く発症しやすいのも特徴です。

まとめ

親指の付け根の痛みがあっても、強い衝撃があって、指が動かないぐらいにならないと病院には行きづらいかもしれません。

でも、実は、何かの病気の可能性もあります。

指は、使うことが非常に多く、小さな場所ですが構造も複雑になっていますので、ちょっとした衝撃が大きな傷になることもあります。

  • 痛みがひかない
  • ちょっとした違和感が気になる

こんな時は、迷わず病院に行くことが、早い回復の第一歩になりますよ。