もし手の指が凍傷になってしまうと、再発する可能性が高いということを知っていますか?

寒い地域にお住いの方や、冬山の登山などで毎年凍傷になる方が出てきます。

特に山では、

  • 標高が高くなり酸素も薄い
  • 天候の変化も激しい

など、凍傷をおこしやすい条件が重なっています。

ここでは指の凍傷の治療について、お伝えしていきます。

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指の凍傷、適切な治療法

凍傷にかかった場合はすぐに応急処置が必要になります。

応急処置をするかしないかで重症度やその後の治療も違ってきます。

〇温める

まずは患者を温かい場所に移動して温めることが大切です。

患部を40~42℃ぐらいのお湯に浸けて20~30分ほどゆっくりと温めます。

お湯の温度を保つためにお湯を足しながら温めます。

それができない場合は、凍傷になっていない人の皮膚を当てて温めます。

〇痛みを感じるのは回復の証拠

皮膚の感覚や色が戻るまで、そのままの状態を保ちます。

徐々に強い痛みを感じ始めますが、これは凍った神経が解凍され回復に向かっている証拠です。

〇患部を動かさない

その際、患部を擦ったり叩いたり揺らすなどの刺激を与えないように気を付けます。

患部の硬くなった組織が周辺の組織を傷つける可能性があります。

凍傷は自覚症状が少なく傷害が少なく見えても、実は深刻な場合もあります。

応急処置のあとは、病院で検査と治療を受けましょう。

そもそも、凍傷にならないために気を付けることも大切ですよね。

ウールの手袋、帽子、靴下などを身に着けて皮膚の露出を防ぎましょう。

凍傷になりやすい場所は、手や指、耳、鼻、頬などです。事前に防寒対策をしっかりしましょう。

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凍傷の症状

凍傷とは、低温にさらされた状態で、皮膚組織が損傷または壊死した状態を言います。

氷点下0℃を少しだけ下回る程度でも、長時間その状態が続くと生じてしまう場合もあります。

低温の状態に長い間さらされることで、

  • 1)血管が収縮して血流が滞る
  • 2)酸素が不足する
  • 3)細胞の活動が低下する
  • 4)壊死する

というように悪化していきます。

この状態が表面の皮膚や皮下組織までの損傷であれば、適切な治療によって回復する見込みがあります。

その損傷が血管まで達していると、回復の可能性は低いです。

〇凍傷による皮膚の変化

まずは、針で刺したような痛み痺れるような感覚があらわれます。

痛みの感覚は個人差があり、無痛の場合もあれば激痛の場合もあります。

皮膚の色は、

  • 青白
  • ピンク

と変化をしていきます。

最終的に黒色に変化している場合は、組織は破壊され細胞も壊死している状態です。

こうなると治療は困難になり、壊死が広がらないようにするために患部を切除する必要があります。

しかし、すでに痛みを感じる神経も破壊されているので痛みを感じることはありません。

凍傷の原因を詳しく

凍傷になる原因は寒さだけではありません。

もちろん寒さが主要な原因ですが、その他の環境も大きく影響します。

湿度や風

人は発汗することで体温調節をしていますが、空気中の湿度や風の影響で体温調節機能が狂ってしまいます。

寒いときはより寒く感じ、暑いときはより暑く感じてしまうため、同じ気温でも凍傷になりやすくなる状況があります。

 

酸素

標高の高い場所では空気中の酸素が薄いため、より注意が必要です。

体内の血液の流れが悪くなり、さらに脱水状態にも陥りやすく凍傷がおこりやすい状況になります。

アルコールや喫煙

アルコールは摂取した直後は血管を広げる効果がありますが、その後体温を低下させてしまうので摂取するのは控えましょう。

喫煙も、血管を収縮させ血流が低下させてしまうので注意しましょう。

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まとめ

凍傷は、低温状態が長く続くことで血流が滞り、皮膚組織が損傷したり壊死したりすることをいいます。

患部を動かさずに温め続け、血流の回復を待つことが大切です。

痛みがある場合もあれば痛みを感じない場合もあるため、素人判断は禁物です。

  • 寒さに不慣れな人
  • 高齢者
  • 疲れやすい人
  • 痩せている人

などは特に重症化する場合があります。

また、喫煙やアルコールも凍傷には悪影響です。

凍傷についての正しい知識をもって応急処置をして、医療機関を受診することをおすすめします。