あなたは「指切りげんまん」をしたことがありますか?

指切りげんまんといえば、「指切りげんまん。嘘ついたら、針千本飲まーす。指切った」という歌が有名です。

でも、「小指を結ぶから、『指切り』はイメージできるけれど、『げんまん』って何?」と不思議に思いますよね。

今回は、「指切りげんまん」の由来や意味、そして、「指切りげんまん」から見る日本の文化をご紹介します。

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指切りげんまんの意味は怖い

よくよく考えてみると、「指切り」自体がなかなか物騒な話ですよね。

どうして、約束をするときに指切りげんまんをするようになったのでしょうか?

◯「指切り」という文化の始まりは、江戸時代

遊女たちのいる遊郭。

ここでは、現在のように小指をフックのように引っかけていたわけではなく、本当に小指を切り落としていました

そして、それを桐の箱に入れて送っていました。

というのも、遊郭にいるのは、言葉を巧みに操り、男性の気を引くのにたけていた遊女たち。

そんな女性たちが、愛しい男性に対しての愛の証明として、小指の第一関節を切り落として、送っていたことに由来します。

◯小指に秘めた想い

小指のその部分を切り落とすには、かなりの激痛があるため、「それほどまでにあなたを想っている」という証となっていました。

今でも、生の小指を送られてきたら仰天ものですが、この時代の男性は、遊女の気概と想いを、それ相応の覚悟をもって受け止める必要がありました。

とはいえ、実際には、本物の小指の切り落としが出回ることは少なく、模造品も多かったようです。

そうした「証」・「誓い」としての指切りは、やがて庶民に広がり、「約束」という意味での指切りへと変化していきました。

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指切りげんまんの「げんまん」って何?

‟げんまん“を漢字で書くと「拳万」となります。

約束を破った者に対して、指を切り落とすだけでは足りず、文字通り「拳」で、「1万回殴る」、という制裁を表しています。

ただ、これは先に話した遊女たちが行っていた制裁ではなく、後々の人たちによって後付けされました。

指切りげんまんの歌に出てくる「針千本飲ます」も、後々に後付けされたといわれています。

指を切ったり、拳で殴られたり、針を飲まされたり。約束を破ると、それだけ大きな制裁が待っていたようですね。

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まとめ

指切りげんまんに関して、そのはじまりと「げんまん」の言葉の意味についてみてきました。

「指切り」では、自分の想いを伝えるために痛い思いをし、「げんまん」では、約束を破ると手痛いお仕置きが待っていました。

それだけ、約束を交わすことは重大なことであり、真剣に相手と向き合っていたことになります。

相手と交わした約束は、ゲンコツで殴られたり、針千本を飲まされたりすることなく、誠実に守り、守られたいものですね。