「指先にトゲが刺さったように、チクチクと痛い・・・。」

「でも指を見てみても、トゲは刺さっていないし、腫れや湿疹なども見当たらない・・・。」

このように、ふいに感じる指先のチクチクとした痛み。

激痛ではないけれど、物をつかんだり、デスクワークの方はキーボードを打つときなど、とても気になりますよね。

指先にチクチクとした痛みが走るのには、どんな原因があるのでしょうか。

考えられる病気とその対処法についてお伝えしていきます。

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指先のチクチクとした痛みの原因

手の平を上に向けた状態で手首を手前に曲げると、手首付近にシワができると思いますが、その部分を指で軽くトントンと叩いてみてください。

叩いた時に指先のチクチク感が増したり、しびれを感じる場合は、「手根管症候群」が疑われます。

1)手根管症候群

手根管症候群とは、手首のところを通っている正中神経が、何らかの原因で圧迫されている状態です。

指先(小指を除く)がしびれ、進行すると徐々に細かい動きがしにくくなるという手の代表的な疾患です。

薬指の外側半分と、小指の部分は別の神経が司っているため、痛みは出てきません。

原因

  • 手に負担がかかっており、酷使している
  • 妊娠でのむくみや女性ホルモンの影響
  • 関節リウマチ

特に30~50歳代の女性に多くみられるため、女性ホルモンの影響が大きいと考えられています。

症状が悪化すると、しびれは減少していきますが安心はできません。

徐々に、手の細かい動作が難しくなり、手の筋肉が痩せてしまいます。

対処法

初期であれば、サポーターで手首を固定するなどして安静にすれば改善しますが、重度の場合は手術が必要になることもあります。

安静にしても症状が緩和されず痛みがひどくなったり、繰り返すことがあれば、医療機関を受診しましょう。

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2)帯状疱疹

指先がチクチク、ヒリヒリと傷んだ後に、皮膚が赤くなり、水ぶくれができている場合は、帯状疱疹の可能性があります。

ほとんどのケースで、体の左側か右側、どちらか片方の神経に沿って帯状に症状が現れ、体の両側にまたがることはありません。

原因

帯状疱疹を引き起こすのは、水ぼうそうの原因ウイルスと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスです。

「水ぼうそう」と言うと、子どもの病気のイメージがありますが、このウイルスに最初に感染した時は水ぼうそうとして発症します。

そしてこのウイルスは、水ぼうそうが治った後も「神経節」と呼ばれる神経細胞が集中している箇所に隠れています。

よって加齢やストレス、疲労などによって免疫力が弱まってしまった時に、帯状疱疹として発症するのです。

対処法

痛みが始まってから、水ぶくれが治るまで、通常3週間〜1ヶ月程度と言われています。

しかし水ぶくれが治っても、

  • 痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」に移行してしまう
  • 水ぼうそうにかかったことがない子供にうつしてしまう

などの恐れもあるので注意が必要です。

抗ウイルス薬は、早ければ早いほど効果も期待できますので、思い当たる症状がある場合には、できるだけ早めに病院を受診し、適切な治療を受けましょう。

3)糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害は、糖尿病の3大合併症の1つで、高血糖によって末梢神経や自立神経に障害が起こる病気です。

糖尿病の合併症の中でも、比較的早い段階で発症すると言われています。

末梢神経性の症状としては、

  • 手指や足先などにチクチクと針を刺すような痛み
  • ピリピリとした電気が走るような痛み

が感じられます。

その他にも、ふくらはぎの筋肉がつったり、痛みや熱さ、冷たさを感じにくくなるという症状がみられることもあります。

原因

糖尿病性神経障害の原因は、今のところまだよく分かっていません。

対処法

原因が明確でないため、予防法は確立されていません。

まずは糖尿病をそれ以上進行させないため、食事や運動、薬などで血糖値を良好な状態にコントロールすることが基本となります。

医師と相談しながら、早めに糖尿病の治療を受けることで、糖尿病性神経障害の進行も遅らせることができます。

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まとめ

一口に「刺すような痛み」と言っても、

  • どの指がチクチクするのか、また原因となる疾患を患っていないか

などによって、治療法も対処法も異なることがわかりました。

指先のチクチクした痛みやしびれを感じたら、自己判断で市販の薬を塗るだけで放置しないようにしてください。

もしかすると病気が潜んでいるかもしれません。

症状が軽い内に正しく処置することが、早期回復につながりますので、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。