「手指を虫に刺されてしばらくすると、いつの間にか腫れていた・・・。」

「しかも痛みもでてきてなかなか治らない・・・。」

日常生活を送っていると、こんなことはよくあると思います。

外出時だけでなく、家の中でも刺される場合がありますしね。

でも、病院に行くほどではない気がするけれど、どんどん腫れてくるし、

  • 薬を塗ればいいの?
  • 冷やせばいいの?

など、いざとなると応急処置に迷いますよね。

実は、刺された虫の種類によって対処法が変わってきます。

今回は、虫の種類別の対処法や、腫れや痛みの応急処置についてご説明します。

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まずは、指の虫刺されの原因を調べる

虫刺されの腫れや痛みに気付いたら、まずは何に刺されたのかを特定しましょう。

虫の種類によって、対処法が変わってくるからです。

刺された瞬間を見ていたり、近くに虫がいる場合はすぐに特定できますが、特に心当たりがない場合は、

  • 刺されたと思われる場所
  • 季節や気候
  • 腫れなどの症状が出る前の行動
  • 環境

などから推定しましょう。

虫刺されの原因がある程度特定できたら、種類別に処置をします。

ただしこれらはあくまで応急処置ですので、症状がひどい場合や改善しない場合には、軽く考えずに専門医の診察を受けましょう。

次に刺された虫の種類別の症状と対処についてご説明します。

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虫の種類別の症状と対処法

1)蚊に刺された場合

小さな水たまりでも繁殖する蚊は、誰しも経験のある虫刺されの代表格ですね。

蚊に刺されると、おおよそ2分以内に痒みを感じ、刺された部分が赤くぷくっと腫れてきます。

手指や足の指を刺されてしまうと、痒みも倍増ですよね。

数十分程度で痒みや赤みは引きますが、後から痒みや腫れがぶり返して、しこりになったりする場合があります。

特に子供の場合は、指先でひっかいてしまうので、化膿してしまったり、他の部にも移って「とびひ」になってしまうこともあるので、注意が必要です。

対処法

  • 流水や濡れタオルで冷やす
  • アルカリ性の石鹸で患部を洗う
  • 虫刺されの薬を塗る

万一、指先でかきむしって「とびひ」になってしまった場合は、ガーゼや虫刺されパッチを貼って
保護し、早めに受診することをおすすめします。

2)ブヨ(ブユ、ブト)に刺された場合

ブヨは、主に山間部の水辺に生息する、小さなハエのような見た目の吸血性の虫です。

バーベキューや釣り、キャンプなどのレジャーに訪れた際、刺されることが多いと思います。

手の指は露出している場所なので、刺されやすいです。

ブヨが厄介なところは、刺すのではなく皮膚を噛みちぎって血を吸うので、痛みや痒みがひどくなります。

さらに集団で襲いかかってくることが多く、気付いた時には何箇所も腫れている場合があります。

対処法

  • 爪などで傷口を挟んで毒を絞りだす
  • 清潔な濡れタオルなどで拭く
  • 刺された場所を温める
  • ステロイド系外用薬を塗る

温めると効果があるのは、刺された直後で痒みや痛みなどの症状が出る前に限ります。

刺されてから数時間~半日経過していて、痒みや痛みを感じる場合は、基本的には蚊と同じ対処法を取ります。

薬は、ステロイド系外用薬が効果的で、できれば抗ヒスタミン剤が含まれたステロイド系軟膏をおすすめします。

注意点

ブヨの場合は、後から強烈な痒みが襲ってきますが、絶対にかきむしったり、かき壊さないことが大切です。

万一、激しい痒みと腫れが続き、さらに発熱がある場合には、すぐに病院に行きましょう。

3)蜂に刺された場合

蜂の場合は、刺された瞬間に強い痛みを感じます。

またその後、痛みを伴って刺された部分が大きく腫れ上がってきます。

対処法

  • ピンセットなどで針を抜く
  • 傷口を洗い毒を抜く
  • ステロイド系軟膏の薬を塗る
  • 患部を冷やす

応急処置としては、まず針が刺さったままになっていないか確認しましょう。

毒が手の指に付着したり、針の根本の毒液が流れ込んでしまう可能性があるので、絶対に指でつまんで針を抜かないようにしましょう。

ピンセットがその場にない場合は、カード状のもので横から弾き飛ばすようにして取り除きます。

そして、毒を抜く時に口で吸うと危険です。

もし口内に虫歯があったり歯茎に傷がついていると、毒が体内に入ってくる可能性があります。

注意点

その後症状が落ち着いている場合でも、蜂は毒性が強いので、念のため病院で診てもらうことをおすすめします。

特に過去に蜂に刺されたことがある場合、アナフィラキシーショックという免疫細胞の過剰反応を起こす可能性があります。

その場合は命の危険もありますので、必ず早めに受診しましょう。

4)家ダニに刺された場合

ダニは、布団や衣服に潜り込んでいたり、ペットにも付着しているので、蚊同様、身近に潜んでいる虫と言えます。

布団にダニが潜んでいると、手指だけでなくお腹や背中もかまれてしまいます。

血を吸うだけでなく、種類によっては命に関わるような感染症を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。

ダニに刺された部分は、小さな赤い点が2つ並んでできるのが特徴的なので、他の虫刺されと見分けがつきやすいと思います。

かまれた時には痛みはなく、大きく腫れるということもありませんが、後から非常に強い痒みが襲ってきます。

対処法

  • 流水などで刺された場所を冷やす
  • 虫刺されの薬を塗る

後から強い痒みがありますが、決してかきむしったりしないように、特にお子さんの場合は、ガーゼやパッチなどで保護しておきます。

注意点

もし、かみついている所を見つけた場合には、ダニの体の一部が体内に残ってしまう可能性があるので、無理に剥がすようなことはやめましょう。

消毒用エタノールをガーゼに染み込ませ、ダニがかみついているところに当て、それでも取れない場合には、病院で診てもらいましょう。

5)野山にいるマダニに刺された場合

マダニにかまれると、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と呼ばれる感染症を引き起こす可能性があります。

この感染症は現在のところ治療薬が確立されていないため、命の危険があります。

主に西日本で感染が確認されていますが、今後は東日本へも地域が拡大していく恐れがあります。

特徴

  • かまれた時には特に痛みを感じない
  • かまれた後に発熱・嘔吐・下痢の症状が出る

野山に入った後で、万一これらの症状が出るようなことがあれば、速やかに医療機関を受診しましょう。

また、かまれないように予防することも大事です。

野山や草むらに入る際は、長袖、長ズボンなどで肌の露出を極力少なくし、虫除けスプレーをこまめに使うようにしましょう。

場合によっては、手の指を守る手袋を準備したほうがいいかもしれません。

6)毛虫に刺された場合

お花見が終わり、夏に近づく頃、桜の木などに多く見られる毛虫。

毛虫の毛には毒性があり、うっかり触ってしまうと激しい痒みなど皮膚トラブルを起こします。

また直接触るだけでなく、毒針毛と呼ばれる毛虫の毛が風にのって飛ばされて、衣服や体に付着して刺されることもあります。

毛虫に刺されると、赤くブツブツした腫れが数十カ所に増えていき、蕁麻疹のようになります。

蕁麻疹の症状との違いとしては、蕁麻疹は体全体に広がっていきますが、毛虫に刺された場合は、部分的なので、注意して見分けるようにしましょう。

対処法

  • セロハンテープやガムテープを使って毛虫の毛を取り除く
  • 流水でキレイに洗い流す
  • 保冷パックをタオルで巻いたものなどで冷やす
  • ステロイド外用剤を塗る

よくアンモニアをかけると良いという話を聞きますが、これは効果が実証されていないようですので、おすすめしません。

注意点

処置を行った後は、決してこすったり、ひっかいて患部を広げてしまわないように注意してください。

毛虫による皮膚トラブルや炎症には、ステロイド外用剤が効果があります。

刺された時に痛みがなく、また蕁麻疹とも似たような症状のため見分けがつきにくいです。

もし子供が刺された場合には、患部をよく観察し、ひっかいて患部を広げてしまわないように注意しましょう。

「治らない」と嘆く前に、まずは「予防」すること

虫刺されによる症状や対処法、注意点をご説明してきましたが、処置をしても痕が治らないこともあります。

やはり、虫刺されに最も有効な対策は「予防」することです。

夏場のレジャーなどで、自然の多い場所へ出かける際は、

  • 長袖、長ズボンを着用する
  • タオルやスカーフを首に巻く
  • 帽子をかぶる(夏は日焼け対策にもなります)

など、肌の露出をなるべく抑えるように心がけましょう。

また特に忘れがちなのが、足首です。

  • 長めの靴下を履く
  • ハイカットブーツなどを履く
  • ズボンの裾を絞ったり、靴に入れる

などのように、足首を守る対策を取りましょう。

虫除けスプレーも有効ですが、肌に直接つけるタイプは、小さなお子さんには使用を控えた方がいいものもありますので、よく成分を確認してから使ってあげてください。

最近は、手首につけるバンドタイプのものや、服やベビーカーに貼るシールタイプの物など色々なものがありますので、状況に応じて使い分けたいですね。

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まとめ

手指だけではなく、春から夏にかけては様々な部位が虫に刺されてしまいます。

そして、虫の種類によっても症状や対処法は様々です。

中には命の危険がある場合もありますから、症状が長引いたり範囲が広がるようであれば、速やかに医療機関を受診しましょう。

特に、

  • 発熱
  • 嘔吐
  • 下痢

などの症状を伴う場合には、すぐに専門医に診てもらう必要があります。

その際、

  • どのような場所
  • 環境で刺されたのか
  • どのような症状が出ていたのか

具体的に説明できるようにしましょう。

虫刺されによる急な腫れや痛みがあっても、慌てないように、正しい知識と対処法を身につけ、屋内でも屋外でも快適に過ごしたいですね。