ある日突然、指に違和感を覚え、うっ血していることに気付いたら心配ですよね。
いきなりズキッとした痛みが走って、ふと見たら
- 青紫色に変色した
- 腫れた
ということがあります。
指のうっ血が見られた時はうっ血の原因を知ることで、早めに解消することができます。
ですから、指に違和感がある場合は、いつものことだからと放置することなく、まずは考えられる原因を確認してください。
ここでは手の指のうっ血の原因と予防法について、順番にお伝えしていきます。
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この記事の目次
手の指のうっ血、解消するには?
うっ血とは、血液の流れが悪くなり、血がある部分に多くたまった状態のことを言います。
血液の流れが何かによって妨げられたり、血流の流れが滞ったことによりおこります。
そのため、うっ血を解消するには、血液の流れをスムーズにすることが大切です。
◯圧迫によるうっ血
何かで圧迫した場合のうっ血なら、その圧迫を早急に取り除き、血流を回復させましょう。
◯血管が切れたことによるうっ血
圧迫の原因が考えられない場合は、指の血管が切れた可能性があります。
その場合は内出血をしているので、うっ血している部分を冷やす処置が必要です。
また、頻繁に血管が切れる場合は、血管がもろくなっていることが背景にあるかもしれません。
加齢による場合もあれば、ほかの病気が疑われる場合もあるので、内出血があまりに頻繁な場合は検査をすることをおすすめします。
◯冷えによるうっ血
指先の血流が滞ってうっ血しているケースになり、湯たんぽなどで加熱して温めることが大切です。
その場合、指先を温めるよりも二の腕を温める方がより効果があるそうです。
二の腕を温めて血流をよくすることで、心臓から遠い指先の血流も滞りが解消され、血液の循環が改善されます。
冷えによるうっ血をそのままにしておくと、結果的に内臓に充分な血液が流れなくなり、内臓の機能が低下してしまう可能性もあります。
◯原因不明のうっ血
圧迫や冷えなどの原因がなくても、指に突然ズキッとした痛みが走って、赤紫色に出血していることに気付く場合もあります。
そのような原因不明のうっ血の場合でも、何らかの体からのサインと考えられますが、まずは少し様子を見てもいいでしょう。
「湿布を貼っているだけで腫れや内出血が引いた」という声も聞かれます。
もちろん気になる場合は、できるだけ医者の診察をうける方がベターです。
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指のうっ血の予防法
指のうっ血は血液が正常に流れていない状態ですから、あなたの生活習慣が指に負担をかけてしまっている、ということになります。
生活習慣を改善することがうっ血の解消にもつながっていきます。
◯過度な圧迫を防ぐ
重い荷物を長時間にわたって持ち運ぶ場合は、
- 左右交互の手で持つように心がける
- キャスター付きのカバンを利用する
など工夫するといいですね。
また、持ち手の細いものより太いものを選ぶようにすると、指や手、腕への負担が軽減されます。
◯血管を強くする栄養を摂る
コレステロールの摂り過ぎなどで血管が細くなってしまうと、うっ血しやすくなってしまいます。
血液をさらさらにする食べ物や栄養は
- 納豆
- クエン酸
- 青魚
- ぶどう
- 昆布
- ビタミンE
- ビタミンC
などがあります。
また日本人はタンパク質が不足しがちですから、十分な量のタンパク質を摂ることで血管が強くなります。
◯指先の冷えを防ぐ
指先が冷たいと思ったら、意識して血流を改善させる工夫をしましょう。
指先の冷えの解消方法として、指先の第一関節と第二関節をそれぞれ90度になるように折り曲げ、もう片方の手で押さえる方法があります。
とくに第一関節を90度に折り曲げるのは、最初は痛みを感じてつらいと思います。
それこそ、指先が冷えている証拠です。
また、先にも紹介したように、指先にだけ注目するのではなく、二の腕が冷えていることで指先の血流が滞って冷えることもあるので、二の腕も冷やさないように心がけましょう。
うっ血による腫れにも要注意
「どこかにぶつけたわけではないのに、指が腫れてしまっていつまでも治らないな。。。」
と思っていたら、実は指の腫れがうっ血が治っていないから、という場合もあります。
腫れの原因がうっ血であることが分かれば、うっ血を解消すれば腫れがひいていくということになります。
腫れていると思わず冷やしたくなる方がいますが、うっ血の原因によっては温めるほうが効果的ですから、注意が必要です。
指が腫れているときは、うっ血の可能性もあるということを頭の隅に入れて、適切な処置をするようにしてください。
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まとめ
指にうっ血が見られた場合、しばらくすればそのうちに治ってしまうということありますよね。
- 重い荷物を長時間持ったから
- 指先に輪ゴムを強く巻いてしまったから
など原因がはっきりしているときはいいですが、思い当たらない場合は少し注意が必要です。
紹介してきたように、冷えからくるうっ血もあれば、血管が思った以上にもろくなっていることが原因でうっ血している場合もあります。
心配な場合はそのままにせず、医師の診察を受けることをおすすめします。