ドアノブや紙幣、ガラスなどに、指紋の汚れがついていると気になりますよね。
指紋汚れは指の脂が染み込んで落ちにくいため厄介な汚れです。
また、粘土細工をするときに指紋がついて、綺麗に仕上がらないないという悩みもよく聞きます。
でも、指紋がついた場所によって消し方や拭き取り方は違ってくるので
「指紋を消してキレイにしたい!」
と思ったときには、それぞれに適した工夫をしないといけません。
今回は、状況別に指紋の消し方や拭き取り方についてお伝えします。
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紙に付いた指紋はどうしたら消える?
紙に付いた指紋はとても消えにくいです。
紙の表面には、小さな凹凸があるので、その部分に指の脂が染み込んでしまうためです。
薄い指紋ならば、ティッシュペーパーなどの柔らかい紙で拭き取ると消すことができる場合もありますが、濃い指紋は難しいです。
消しゴムを使えば薄くなる可能性はありますが、破れたり、紙の表面が、けば立ったりします。
紙は、指紋が付くと、状況によっては何十年でも残る傾向があります。
1~2年間、日光が強い場所に置いておくと日焼けで風化することもありますが、完全に消すのはほぼ不可能だと覚えておいてください。
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金属に付いた指紋の消し方、拭き取り方
- ドアノブ
- 鏡
- スマホ
などの金属面の指紋は、薄い汚れなら、柔らかい布で拭き取ると、消すことができます。
ただし、べっとり付いた指紋だと、拭き取っても皮脂を広げるだけできれいにはなりません。
金属に付いたしつこい指紋の消し方や拭き取り方は、アルカリ性の洗剤を使うのが手軽です。
1カップのお湯に、大さじ1杯の重曹を溶かし、それをタオルに含ませて絞ったもので拭くと、さっと落ちます。
市販のガラス磨き用の掃除スプレーでも、綺麗に落とすことができます。
どちらも、仕上げに水拭きとかから拭きをしておくと完璧です。
また、アルコールで拭いても指紋を消すことができ、二度拭きが要らないので手軽です。
手指の消毒用スプレーやジェルで代用できます。
粘土に付いた指紋はどう落とす?
樹脂粘土を使って粘土細工をすると、指紋が付いて、表面がきれいにならないという悩みも多いですね。
粘土を硬化させる前なら、食品のラップを指に巻いて、軽く押さえるように表面をならすと平らになり、滑らかになります。
シンナーやアルコールを筆で塗っても、粘土に付いた指紋を消すことができます。
硬化後は、スポンジペーパーやサンドペーパーで磨いてもきれいにできます。
また、粘土細工の作業中に、こまめにアルコールを使って手を拭いておくと、指紋が付きにくくなりますよ。
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すべての指紋を完全に消すことはできない
いろいろなものに付いた指紋の消し方、拭き取り方を知ると、簡単に指紋は消えるなら、指紋で犯人を見つけるのは無理なのではと思いませんか?
ここでご紹介した指紋の消し方は、目に見える指紋を消す方法です。
つまり、見た目ですぐ認識できるような指紋が消える方法です。
よく、ドラマで、犯人がハンカチで指紋を拭き取って証拠を隠そうとするシーンがありますよね。
布で拭き取ったり、アルコールで拭き取ったりしても、すべての指紋を、完全に拭き取るのは、とても大変です。
以前は無理だった服や紙に残った指紋も特殊な薬剤や機械を使えば、検出することができます。
洗濯をしたり、長い間雨風にさらされたり、紙なら完全に燃やし切ってしまわない限り、警察は指紋を見つけてしまう可能性が高いです。
意識して指紋を拭き取ったとしても、わずかでも指紋は残っているケースが多いので、簡単に犯罪を隠して逃げるなんてできないのです。
まとめ
指紋を付ける場所によって、取りやすさが随分と違うことがお分かりになったと思います。
紙に付いた指紋はなかなか消えません。
しかし、金属に付いた指紋はアルコールや重曹を使うと楽に消すことができます。
指紋を消すことができるといっても、ちょっと拭いただけでは完全に消すことはできないし、家じゅうすべての指紋を消すことはできません。
だからこそ指紋は、警察でも証拠になるわけですね。
指紋って普段は気にしないですけど、一度気にし始めるとなかなか奥が深くておもしろいです。